相続税の調査等の状況(非違割合)

相続税の非違割合

令和04事務年度の国税庁の資料によれば、実地調査の件数は8,196件(前年比+29.7%)、このうち申告漏れ等の非違があった件数は7,036件(同比+27.2%)で、非違割合は85.8%となっており、申告漏れ課税価格は2,630億円で、実地調査1件あたりでは3,209万円となっています。

新型コロナウイルス感染症の影響から、実地調査件数が大幅に減少した令和02事務年度から実地調査件数が増加しており、非違割合は対前年比△1.7%、1件あたりの課税漏れ価格は対前年比90.9%でした。

また、近年無申告事案に対する積極的な取り組みにより、実地調査件数及び申告漏れ課税価格が増加しています。

税務調査は毎年7月から12月頃にかけて行われ、申告をした年だけでなく数年後に実地調査が入るといったこともあるようです。

税務調査が入った場合に備え、関係書類を揃えたり税理士に相談するなどして、事前に準備する必要があります。