労働者災害補償保険(労災)とは、労働者が業務上の事由又は通勤によって負傷したり、病気に見舞われたり、不幸にも死亡された場合に被災労働者や遺族を保護するため必要な保険給付を行うものです。
労働者が死亡した際には、葬祭料と遺族等給付が給付されます。
葬祭料は葬儀を行った人に支給されるもので、遺族がいない時には葬儀を中心的に行った方が受取ることが可能です。手続きは勤務先を所管する労働基準監督署で葬祭料請求書に記入します。死亡診断書など死亡の事実と死亡日が分かる書類を添付します。
遺族等給付とは、お亡くなりになった被災労働者の方の収入で生計を維持していたなど、一定の要件に該当する遺族の方が給付を受けるものです。死亡診断書、戸籍謄本、生計維持関係を証明する書類(民生委員の証明など)が必要になり、必ず全ての書類に本人の名前が記載されている必要があります。
申請の際に分からないことがある方は専門家に相談して慎重に手続きを行いましょう。