失敗しない
税理士の選び方

本当のプロというのは、そんなにいないってほんと?

相続税に熟達した税理士は、次の2つに分類されます。この2種類の税理士から選べば、ほぼ間違いないでしょう。

国税専門官試験によって採用され、調査官として、相続税の調査に長年従事した税理士

このタイプは、税務大学校で延べ8ヶ月の研修(内5ヵ月は相続税を中心とした専門研修)を受けています。

税理士試験に合格して、自己研鑚で相続税の専門家になり、豊富な実務経験を積んでいる税理士

上の基準で選んだら外れることはないの?

残念ながら、あります。

長年税務署で相続税を調査していた税理士でも、勉強不足の人がたまにいます。
税法は改正が多いので、自己研鑚を怠ると時代遅れの税理士になってしまいます。

では、どこをチェックしたらよいの?

色々方法はありますが、おもなチェック点は、次の4つです。

新聞や雑誌に「相続税専門税理士50選、100選」と広告されている税理士は、専門家だと保証されているの?

残念ながら、相続税の経験が全くない税理士や税理士法人でも、
お金さえ出せば、載せることができます。

耳を疑う方もいらっしゃるでしょうけれど、日経新聞でさえ、
専門家として選定して掲載しているわけではありません。

税務署に調査されるのは嫌だな〜!

「相続税の調査に当たる確率は1%」という税理士法人が複数あるけれど?

どうでしょう。

例えば、100人の税理士を雇って、
毎年、1,000件の申告書を税務署に提出して、
10件以下しか調査に当たらないということが続くのでしょうか。

報酬の相場はどのくらい?
安いところに頼むとどんなリスクがあるの?

報酬の相場は、遺産の額の0.5〜1%です。遺産の額や財産内容の複雑さにより増減します。あまり報酬額が安いと緻密な仕事をしてくれない傾向があります。

遺産の額

料金

1億円未満

38万円~

1億円以上

50万円〜

2億円以上

110万円〜

3億円以上

180万円〜

5億円以上

325万円〜

10億円以上

700万円〜

ちゃんと仕事してくれているかは、どのようなところで判断したらよいの?

税務調査を想定して十分な対策を打った申告書を作ってくれているかが大切です。

「税務署がチェックする問題点」を予めきちんとチェックしてくれるているかを見てください。

税務署は受付けた申告書のうち約3割について、実地調査を行います。実地調査とは、調査官が往訪して行う調査です。通常、2人の調査官が自宅に来て、「質問調査」や「現況調査」を行います。この「質問調査」や「現況調査」、さらに金融機関や同族会社に対する「反面調査」の結果、毎年、約8割が修正申告を指導されています。土地の評価や株式(特に同族会社の株式)の評価間違いもあとを絶ちません。

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